めまい

自律神経の乱れと関係がある「めまい」

人間は、目・耳・手足など全身の自律神経から送られてくる情報を前庭小脳に集積するのですが、その際の情報が過度な状況にあると情報のコントロールが乱れて体の平衡感覚が保てなくなってしまいます。
この前庭小脳に異常が生じることで発生するのが「めまい」で、全身のコントロールに支障が生じるために、頭痛・首や肩のこり・耳鳴り・冷や汗・吐き気などといった症状が同時に発生することもあります。
それから、めまいには大きく分けるとグルグルする回転性とフワフワする非回転性の2種類があります。
回転性は三半規管に原因があることが多いので耳鼻科を受診すると原因などが分かるのですが、自律神経失調症のひとつの症状とも考えられています。
非回転性はストレスによる自律神経の乱れが原因の場合が多くて、自律神経のバランスが乱れることにより血管や筋肉が収縮して血流が悪くなるためです。
血液の流れが悪くなると酸素や糖などが全身に届けられなくなって、平衡感覚をコントロールする前庭神経や聴覚をつかさどる蝸牛神経が正しく作動しなくなって発生するのです。
また自律神経失調症で免疫力が低下することで、耳の奥が細菌感染して炎症が発生することも原因と考えられています。
このように自律神経が大きく影響していることが理解できます。

予防法としては、自律神経を乱してしまう要因となる夜ふかしが多い・偏った食事・運動不足などの悪い生活習慣を見直し改善することです。
また気持ちをリラックスさせることも予防として大事なことで、極度の緊張状態が長く続いてしまわないように性格的な気質を見直してみる必要があります。
それから、急な症状が発生した場合には緩和するために薬は有効ですが、常に薬に頼ってしまうことは体にとってマイナスです。
ただし酷い症状が発生する場合には脳疾患の可能性も考えられるので、一度専門医による検査をしっかりと受けることが大事になります。

次に症状が発生した時の対処法ですが、実は非回転性の大きな特徴として緊張型頭痛と同様に首筋や背中の筋肉が硬くなっていることが多いのです。
これは根本の原因となる自律神経の乱れが関係しているためで、腰や肩に負担のかかることで自律神経を圧迫してしまうためです。
ですから、逆に凝り固まった背筋や首筋の緊張を緩和するだけで劇的に症状が改善されることも少なくないのです。
症状が発生した場合には、無理をしないで横になるか楽な姿勢で体を休めると共に、こりをもみほぐすと楽になることを知っておくと役立ちます。

先にも触れましたが、めまいの症状が起こった場合には内科や耳鼻科などの専門医に一度診察してもらうと良いですし、場合によっては脳外科や神経内科の診断を受けることも検討すると良いです。
ただ、これらの診療科の検査を受けても異常がない場合には、自律神経の乱れが原因になっている可能性が極めて高いと言えます。
自律神経の乱れは病院での薬物療法などではなかなか治るものではないので、自律神経の治療を得意とする整体や整骨院での治療も検討してみると良いです。

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